なるほど 民主主義は情報過多の時代で優位性を失う(?)

 非常に興味深いツイートがあったのでメモで

 

 これ一つでいくらでもかけるものだが…

 確かに民主主義は多様な知識の集約とそれの政策反映に役立つ

 

 自由主義と民主主義、資本主義は必ずしも相性が良いわけでは無いという指摘は多くされる※が、少なくとも上手く結合できたのは分散型知識(市場)の情報を集約して政策に生かしやすかったからこれらが一体となる事ができたといえる。

 ※訳者が自分が翻訳した本を解説で罵倒(?)しているという意味でも面白いのが↓お馴染みニック・ランドの代表作(代表悪?)

 ある意味ベタベタだが、民主主義と資本主義、自由主義に関しての相性の悪さの一般的言動を知ることができるだろう。

 

 また、少しズレるかもしれないが↓

 

 

 も重要な参考になるだろう。暴力コントロールの観点から民主主義と情報という観点を考えても、アクセス解放型と制限型の対比は冒頭のツイートを考える上で参考になるのではと思った(ツイートを見たときに思ったのがこの本だった)。

 

 

また、共産主義のようなものと独占型と自由主義、資本主義的分散された知識の吸い上げという意味で↓も参考かと

 

いずれにせよ、情報集約できるのが民主主義の強みであったが、過剰情報下ではかえってそれが弱みになるとの指摘は面白いといえるし、反民主主義・権威主義国家に交代してゆく国があるのも、ダグラス・ノース的解釈はもちろんだが、過剰情報に対して、情報を制約する動き(反動)が求められているという考え方もあるだろう。

 

 ある種自己啓発の方向(情報過多だから情報を制約しよう)というのともにているかもしれない。

 

 自己啓発ものまでしっかり取り上げながら研究してゆくもので面白いのはこちら↓

 

 これもこれで面白い

 

 

 今ベストセラーカテゴリ:人権問題1位という 自己啓発なんだか何だかだが…

 届いたところだがやはり情報過多をよろしく思っていなく、ミュートすることを奨励している。

 

 こう考えると政治的にも情報過多の問題はあるのかもしれない…

 

 

 最後にお馴染みだが戦略論で戦略的逆説も挙げておこう

強みが弱みに変わる、ということに関して、「成功したから故に次は失敗する」というパラドックスをこれ以上克明に記述した書籍もそうはないだろう。

 もしかすると民主主義(とそれに対抗する権威主義なども)同じような戦略的逆説が働きつつあるのかもしれない・・・。