この手の非核宣言の看板はよく見掛ける。
いつも「非核平和都市宣言」なるものがあるのなら「核武装都市宣言」や「核保有宣言都市」「核武装戦争宣言都市」なるような概念があるのだろうか?と思ってしまう?
なかなか「核武装都市宣言」などと物騒極まりないが、そういう概念に対して「非核平和宣言都市」というのが出てくるような気がするのだけど…
どこ行っても横並びで見掛ける看板でもある(あえてしていない都市の方がかえって珍しい気がする)。
ウィキによると
「非核宣言自治体は1982年3月を第二の起点として、1985年をピークに増え続け、現在(2016年1月)、1,604自治体を数える。日本における総自治体数は1,797、したがって宣言率は89.3%となるが、人口比では90%をはるかに越えている。」
とのことで、どこの自治体行っても見掛けるのは当然か。
同上ウィキによると
「本来、外交や国防は国の専管事項だが、核戦争の危機のなかで、住民の生命と財産を守ることを使命とする自治体が国家にすべてを委託できないとして、国家に対して行う「異議申し立て」の企てとされる。」
とのこと。まあ、逆に一応は核武装宣言都市も(国に任せられないので自分で武装して自衛します)理論的には成り立つわけか。
横並びのこの手の宣言もの、地方自治…最初の先駆けのところはよく考えてのものだろうが、みんながみんなになるとどうなのか?
よく見掛ける看板であるが、これ一つでも地方自治について、考えることができるだろう…