「パリピ気分」炎上を考える

 最近、全く考察系の記事も書けなくなっている。

 たまには1つ簡単な時事考察を書こうと思う。

 

 こちらだ

 

www.itmedia.co.jp

 

 様々記事が出ているので、いちいち記事をひっぱつては来ない。上の記事で十分だろう。

 これへの反応は大別して次の2方向になるだろう

 

 ・クレーマー社会の実例。これでは何も企画開発できない。

 

 ・会社はけしからん、脱法的にヤバいものを売っている。そもそも発想も気持ち悪い。コンプライアンスはどうなっているんだ!?

 

 ネットでのコメントみていてもどちらかに位置づけることの出来るものばかりというのが印象だ。

 

 前者視点では「面白いことを考えた」といえるし、後者視点では「なに考えているんだ」となる。

 

 まず、元々がある程度均質的といわれる日本国内での話だったので、以前はある種のコンセンサスもとりやすかったといえる。が、さらなる多様化によって「国民のコンセンサス」というようなものがなかなか見えにくくなってきたといえる。ネットの存在ともいえるし、あるいは海外も覆っている一種の社会正義(?)圧力かもしれない

 参考

 安易にこれぐらいならOKと考えると炎上するともいえる。勿論、炎上させている人間は実はごく少数で、パワフルなアクターが1ついれば炎上は引き起こすことが可能といういう意味では、炎上コントロールも含めてなかなか難しいだろう。

 この辺から企業が炎上を恐れてチャレンジしない!!という批判も出てくるだろう。

 その辺はベンチャーが…という気もするが残念ながら日本ではこのてのベンチャーも容易に叩き潰されてしまうところ。

 そういう意味では、クレーマー社会で…という方面の嘆きも一応は理解出来る。

 

 一方、そういう一般論はともかく、本件に関しては脱法的では無いか?というものも十分に指摘可能であり、少なくとも売り場やパッケージは間違っていた(例えば「業務用で種類を扱うお店に卸されていれば問題になっていなかった」との指摘などを見つけた)という批判は十分妥当性もあるだろう。法律上問題ないから問題ない、というのは大手企業の姿勢としてどうかということもあるだろうし、ブランデー入りのチョコレートなどのような高級お菓子という感じでも無い…。まあ、ただこういうやや下品メの上げ上げノリノリグミがあっても酔いではなく良い気もするし、空白を狙ったことは間違いない。普通に店頭で買えるのも空白狙いというところからアリだろう…

 しかし、あまりよい使われ方は想像しかねるし、飲酒運転や子どもが口にする可能性考えると、どうだろうという意見も一理はあるといえるだろう。

 

 ゾーニング、売り方、パッケージに問題があって炎上したといえると思われるため、本件は前者の会社が自由に発想して様々なことは出来ないということは重々留意しつつも、やはり、特に大手としては、もう少し考えるべきだったでしょ、というのが結論だろうか。

 

 現代社会は難しい…