購入してみました ゲッターズの占い本

昨日気になったこちら↓

penginsengen.hatenablog.com

 結局コンビニで購入してみた。シリーズ1,000万部は伊達ではないだろうと、占いそのものというより、何故売れているか?の考察含めての購入。

 

 結論だが大変素晴らしいといえる。

 そもそも、占いが当たった、外れたより、人生をよくするための道具として捉える(p.6)という姿勢通り、自己啓発チックな占い本だ。大枠は占いによくありがちな多義的解釈可能なものだが、かなりオーソドックスなスタイルで、こういう系統の最近流行のスタイルといえる。

 ただ素晴らしいのは次の3点だ。

 1,適度な難しさを保ちつつ平明な解説をしている。

 →命数等本来難しめのものを、平明に非常に簡単にわかるようにしている。その一方深さも必要な点はパターンわけを120まで増やしており、奥深さもあり、この辺りは売れるだけのことはあると思う

 2,1とも関連だがターゲット層を比較的明確にしており、その層にとっては難しいかもしれないことはよく注意して記載している。

 →命数表を長々記載しているなどしているが一つ一つとても丁寧すぎるぐらいの解説。わざわざ偶数や奇数まで解説が書いてあったが、基本どの辺りが本書を読むか(文系の少しだけアッパーよりで本を読む人がターゲット)、それをよく考えて書いていることがよくわかった。全体的にターゲット層が読んでいてわかりやすく、そこへしっかりと刺さる作りだと思った。

 3,体系性、一貫性があり適度に難しい

 →元々が小難しい占い理論(みたいなもの)をベースにしているのでなんだかんだ行って全体的に首尾一貫。また、メインの部分は実はそれほど多くないのだが、他のタイプでも使える(悪くいうと使い回し部分)を多く持ちながら、相手を知る&相手との相性判断に活かすのはこの手のものでは多いながら、上手い書き方。WEB全盛期故に紙媒体限定を付けているのも◎。やりこみ要素もあり、軽すぎないことも非常によい。

 

 以上、総じて、コンテンツとして優れていると思われ、売れている理由もわかったところであった。