国連機関職員を名乗るものが現れた!!

 当然ピンポーン、身分証明書を掲げながら、国連職員だと名乗る・・・

 

 機関の名前は

 

UNHCR

 

 訪問者はこのUNHCRの広報だという。これは・・・(しまった詐欺にかかった)と思いながら話を聞くと、クイズを出してくる。

 (難民に関する理解度を問うというような趣旨でのクイズだったと思う)。

 

 例のチンパンジークイズ※かと思ったらそうではなかった。

 

 ※下記、ファクトフルネスで出される国連の統計を問うもの。

 4択にもかかわらず非常に正答率が低く、仮想的だがチンパンジーにランダムに選ばせた時(要するに確率論=25%)以下の正答率者が非常に多いテスト

 国連名乗るし、これかと思った。

  が・・・問題は出題者もちゃんと理解していないようだった。

 例えば、そもそも難民条約について出題者の方が難民条約に関して理解が乏しく、ヨーロッパのどっかの都市で締結した条約で(中身もかなりいい加減な説明)という説明をする。

 

 調べてみると

 

www.worldvision.jp

 

難民条約とは?

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、難民条約(注1)とは、

1951年に外交会議で採択された「難民の地位に関する条約(注2)」と、

1967年に採択された「難民の地位に関する議定書(注3)」の二つをあわせたものです。

難民の地位に関する議定書は、難民の地位に関する条約から、地理的・時間的制限を

取り除いたものになっています。

難民条約の第1条

難民条約第1条(注4)には、難民の定義が定められています。

難民の定義は「人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的集団の構成員であることまたは政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために、国籍国の外にいる者であって、その国籍国の保護を受けられない者またはそのような恐怖を有するためにその国籍国の保護を受けることを望まない者」とされています。

 

 だそうだ、

 実際

 

www.unhcr.org

 ここから派遣されたはずなのに・・・派遣元の見解を理解していない?

 というか、議定書の方はニューヨークじゃん。

 

  

ja.wikipedia.org

 

 という・・・

 

 これにかぎらず、難民のイメージ等々なんとも漠然としたクイズを出してくる。

 →これはイエス・イエス方法で延々イエスを繰り返させて、「すごいですねー物知りですねー」をはさんで気分をよくさせて最後に何かかな?という感じ

 

 あるいは、欠如モデルによりあなたは全然知らないですね!!としておいてからや、やはり最後に何かをという感じか。

 

 クイズは相手によってどちらにでも展開できるようにして、相手次第で褒め殺しか国連の威厳も借りて、あなたわかってませんね!とやるか。そういう手合いかな。

 

 私の場合は褒め殺しモデルを採択されたようだ。徹底的に褒める。。「これもご存じなんですね。すごい!」「皆さんそんなことご存じないですよ~」等々半分聞き流していたので詳細は覚えていないが、とにかく正解があるのか無いのかすら不明のクイズに対してとりあえず適当に答えたことに対して、過剰に褒める。おそらく、先方の知識不足的なことを最初に指摘してしまったので、それに答えて(この人はこういう気質だなと判断されたものと思われる)、ペコペコ、すごいですねー、持ち上げるモデルにされたか…。やはりこの手の飛び込みのプロはすごい。

 

 そもそも家から出てこい

 (この時点で、きな臭い。セールスマンはまず扉を閉めることができないようにすることが商談で重要)

 はじめ、どうにもこの手の心理的トリックを私がわかる限りでも何個か使ってくる。

 

 で・・・案の定、最後に難民の写真見せながら(これもよくあるやつですね)、寄付を(だけならいいが)その場で「この書類を書け」という・・・。流れるような動き、見え透いてはいるがベタな心理トリックを複数使用し、さらっとその場で書類を書かせようとする・・・。うん、これは間違いない!

 

www.unhcr.org

 でついに、戸別訪問して、口座情報を奪取するようになったか!!

 と適当に国境なき医師団WWFに寄付しているのでこれ以上はいいです(=あなたは難民に対して冷淡な!等なんだかんだ言われることは防御しつつ追い返し)としたのだが・・・医師団はわかって反論してきたが、もしやWWFはわからないのか・・・そこへの反論はなかった(「パンダに課金するより人間に課金してくれ」がくるかと思っていたのだが・・・その時は必殺「動物には興味があっても人間などどうなってもよいのだ!!」とかいって、かなりやばい人認定でかえってもらおうと思ったのだが、それは発動できなかった)。

 

 が、何とかかえってもらった。

 

 詐欺師としては、家の外に出させてお話をしたこと、流れるような巧みな交渉、見えていたとはいえ教科書通りのテクニックを忠実に実行し、実はこちらも途中牽制したのだが、それを巧みにかわす※というあたりそれなりに優秀。名刺も出さないし、個人情報を奪取しておさらばすれば完璧だろう。そもそも「寄付」なので場合によっては当面気がつかれないかもしれない。

 

 ※こちらもよくある向こうの褒め殺しに対抗して○○にいた(勿論、物理的に訪問したことがあるだけ)から当然知っている、というような返しをしたところ、「公職者(官僚)経験があると言うことですか?」と返してきた。これは参った。何しろ「官僚」の場合、

 官僚 - Wikipedia

 上級公務員ってどのレベルからなのでしょうか? 国家公務員ですか? そ- 国家公務員・地方公務員 | 教えて!goo

 本省の課長級レベル以上・・・となると公表もされているし、面も割れる。

 こんな感じで常時公表もされているし

 総務省|幹部職員名簿(課長級以上) (soumu.go.jp)

 

 これは上手な返し、勿論相手も私がそんなわけ無い事をわかってだろう。いやいやそれは・・・等というとますます墓穴をほる。「官僚ではないよ、○○にもいろんな人がいるからね~。」とこちらも負けずにさらっと切り返したが、これは上手いと思う。

 大体これで、こちらが対抗するために名前だしただけというのがほぼわかってしまう。そこは官僚がいるところじゃなくて・・・等と返せばじゃぁ何がいるんですか?と返されて回答に窮するし、下手なこと言っても押されるだけ。官僚ではないことはしっかり話しつつ、(もしかしたら清掃員や警備員かもしれないが)関係者ぶって撤退した。国連を名乗られたので、対抗的にと思ったが、詐欺師相手に詐欺師がよくやる(○○の方から)と同じ手法は通用するわけは無かったのである。反省・・・。

 なお、嘘は言っていない(振りかざした機関・場所には入ったことはある)。

 

 

 

 しかし、かえってから念のためよく調べると・・・

 

戸別訪問でのお願いにつきまして | 国連UNHCR協会 (japanforunhcr.org)

 と

 

自宅に国連UNHCR協会のスタッフが訪問してきて毎月の寄付(国連難民サポーター)の勧誘を受けました。国連UNHCR協会はこのような訪問でのお願いを行っているのですか?

はい。現在、当協会ではご家庭への戸別訪問を行い、難民問題の最新状況のご案内とご寄付のお願いをさせていただいております。

ホームページや街頭のキャンペーンなどでも広く難民問題を知り、ご支援いただくための活動を行っておりますが、急増する難民の数に対して国内の難民問題の認知度は十分とは言えず、より多くの皆様へ知っていただくため2018年夏より、このような活動を行っております。

戸別訪問に関するお問い合わせは、専用のフリーダイヤルにて受け付けております。
0120-937-067(平日 11:00~18:00)

UNHCRの活動に温かいご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願いいたします。

 

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 だそうだ。まさか正規だった?

 

 どのみち、この機関は何をやっているのだろうか?

国連UNHCR協会

 

 を名乗るものが現れて扉を開いてよいのかどうかが全くわからない。

 

 今回の可能性としては

 「限りなく詐欺師っぽい怪しいが実は正規の人間が来た可能性もある」

 

 貧すれば鈍するとはこれだろう。

 

 国連機関も情けなくなったものだ(といって本当に来たのが詐欺師の方だったら以下の批判は半分部分は正しくは無くなるが)。

 

 拠出金不足を一般住民からの寄付でまかなうために戸別訪問をし出すとは・・・

 勿論特定の国からの拠出金だよりになると、その国への配慮が出てしまうので、難しいところ。ある程度均等に各国から資金を集めることができればよいのだがそうも行かないのだよね・・・。

 

 で、寄付はよいとして、おそらく日本は寄付文化があまりないので大苦戦。

 やむ得ず戸別訪問に踏み切ったと。

 

 勿論こんなことをすればすぐに詐欺師のフォローワーやそもそもこの手の活動自体が怪しまれるだけ。

 そもそもHPでも矛盾した内容になっており、戸別訪問していますと、うちを名乗る方に注意!ではどう見分けろと。

 【注意】UNHCRをかたる詐欺にご注意ください – UNHCR Japan

 「あるいは何らかの金銭の要求や個人情報の提供を求めるといった手口が確認されております。」

 て寄付の場合も同じだろと・・・。

 「新しい手口が続々と報告されておりますので、十分ご注意下さい。」

 どうしろと

 

 被害に遭わないよう、以下にご注意ください:

 

  • UNHCRは銀行口座に関する情報を求めることはありません。料金の支払いや口座情報の請求がある場合はすべて拒否し、警察に通報の上、UNHCRにご連絡ください。

 寄付のお願いも、支払いと・・・あれは口座情報(月額寄付方式で、振り込みのための口座書かされるところ書面にあったような・・・うろ覚え)もあったような

 やっぱし、正規じゃなくて詐欺師だったかな。

 正式な身分証明書なんて見たこと無し、一瞬それらしいのではいくらでも偽造可能。書類とかのマークも偽造できるし、チラシもどこかで手に入れたものを使えばできるだろう。

 警察に連絡すべきだったか・・・。

 

 が、正規の可能性もすてきることはできない。

 

 結局、単に怪しい機関というイメージにしかならないネガティブキャンペーンを自分にかけている・・・。

 今はやりの言葉で言うと、自身の機関に対してハイブリッド戦争を仕掛けている!!とでも言おうか。何が正しくて何が正しくないか不明…。戦場の霧を作り出している…。

 

 うーん何やっているのだろうか。

 

 そして、金欠なのでおそらく正規としてもあのレベルだったのは末端の教育が出来ていないということだろう。おそらく国連機関でボランティアしてました!等といいたい学生などをボランティか(よくてアルバイト)雇用で、しっかり教育も出来ていないので、中途半端に心理テクニックを使おうとする、しかし当該機関にとって必要な知識は中途半端なまま、現場突撃!現地でなれろ!(おまけに1名で来たので、文字通り自分ですべて考えて・・・というブラックぶり。おそらく士気だけはあるボランティアか何かではないだろうか)という悲惨な状態

 →金欠ではこれもやむ得ない。現実的にアポ無し戸別訪問はどう見てもコストの割に成果が上がらず、飛び込み営業なので結構きつい。そこに、ただでさえ金欠なところに教育コストをかけるのは残念ながら難しいだろう)

 詐欺師風になっていたのも本人の努力なのかもしれない。いや、きみそれ営業の極意か何かで学んだのかもしれないが、それは詐欺師や押し売り、戸別訪問で情弱者や乗りやすい人に商材を売りつける方法だよ…。公的機関がするようなことでは無いと思うが・・・(といっても見る人がいない以上、そうなるわな。とにかく寄付者を増やせ-とか言う指示ならなおさら)。

 

 それでいいのか・・・国連機関

 

 もはや国連はダメだな、といわれてひさしいが、本格的に国連機関の凋落を感じたところ。

 

 (ちなみに、寄付依頼は食糧支援・・・世界食糧機構ともかぶるうえに、抜本的解決には全く資さない。子どもが!!ということで寄付を募りやすいテーマではあるのだが、重複感も強いネタで、かつ彼らの機関はもっと抜本的解決や難民保護を主眼としているので、その辺もあれ?というところ。 いや、詐欺師の方だったかもしれないので、これは正規であれば、違うのかもしれない。上記も、実際の正規はかなりしっかりしているかもしれないので、それであればその点は事実誤認ということとなる)。

 

 繰り返すが、当方宅を訪問してきた方は詐欺師の方だった可能性もあり、なんともいえないところがある。

 が、詐欺師が来たのか、正規が来たのかすらわからないような状態になっているのは不味いだろう。

 戸別訪問という戦術を立案者担当者は反省して、戸別訪問をやめた方が良いだろう。

 (というかどうしてそういう危ないものをはじめているのか。普通戸別訪問など既存の寄付者等々であればわかるが、突撃・飛び込み営業方式でこのての公的機関が行うべき事ではないだろう。どう見ても、まずい)。

 

 と、今回は私の時事ネタでした。