進歩の終焉

 

正直がち文系なので、生物関係のところはあまり理解出来なかった。

ただ、全体的な話の筋は大変わかりやすかったし、至る所で参考になる表現や考え方が示されて大変参考になった。

 一番は芸術論のところであるが、要するに情報が伝わるとは受け手側がある程度知っていて、かつ、そこに新しい何かが付け加えられること、という内容が良かった。

 全く知っている内容だけでも、全く知らない内容ばかりでも受け手にとっては無意味になるというのは芸術だけでなく、コミュニケーション一般にいえるだろう。

 進歩を「幸福の増大」とする定義について、それでは信仰になってしまうし、証明も反証も不可能という辺りも面白かった。

 この辺は正に理系という感じ。