いつもながらですが、上から今日も何個かご紹介
・p54
「この一秒は、永久に消え去った。呼び返せないものの無名の堆積のなかへ消えた。その1秒は久遠に戻ってこない。そのことを私は苦痛とし、また苦痛としない。一切は代理不能であり――そして無意味だ。」
素晴らしい一文。これ以上のものはAI時代になってももう生まれては来ないだろう。
ゲームなどの一幕にも使えそう。
時系魔法(上位系)の詠唱にも良い文言と思われる。技名は叫ばずに、少し…暗めに最後の「そして無意味だ。」のところでダメージはいるような演出が格好いいと思う。
勿論、使用者はかなり暗めのキャラクターで。詠唱前半で次々と時間が砕け散ってい行くような演出があって、「そのことを…」の時に暗転(というか光に包まれる感じで光転?」して、最後に「そして無意味だ」のところで全て砕け散ってダメージが入るようなものが良いかなと思う。
語尾はあげる人と下げる人がいても良いと思う「無意味だ!!」という方と「無意味だ…」両方かっこいいと思う。
こんな感じがイメージだけど、人によって少し違うのが良いかな↓
そうそう、こいういうのも、もう少しですぐAIが作れるようになるなるんだよね。声も、画像もAI生成で。
数年後には上のイメージがすぐに、では作ってみました↓て感じで動画を載せることができるようになる…
すごい世界がくる罠。
・p137
「どんな専制君主でも、自殺を思い定めた名もない男が享有するほどの権力を、かつて手中にしたことはあるまい」
お馴染みですね。
ある意味テロリストの至高の思考。無敵の人ともいえる。
これもゲームなどで章の代わりなど画面暗転して、テロップ的にでるとかっこよいね。
・p151
「神が一個の解決法であったことは明瞭だ。こんなに申し分のない解決法は、もはや二度と見つからぬことだろう」。
これも同上。何か宗教系が絡む章での暗転画面でのテロップででるとかっこよいと思う。
・p144
「ひとつの国を深く知りたいと思ったら、その国の二流作家たちを精読するがいい。真相を反映しているのは彼らだけなのだ。他の作家たちは、同胞の無能さを告発したり、あるいはこれを歪曲したりして、同胞と同じ水平に立とうとしない。いかがわしい証人たちだというべきである」
ある種当然ながら、なるほどという名言
同じタイプのものとして
・p167
「贋の価値しかこの世では流通しない。誰でも同化することができ、贋造することができるせいである(贋物の第二段階というわけだ。」成功を収める思想は、かならず贋の思想である」
もあるかもしれない。
考えさせられるものだ。
今日はこの辺で。
振り子は振れる、平均は回帰する・・・