AI生成の闇について 捕捉 コピーライトトロール対策 852話氏の事件を契機として

 この問題、一応かねがね(誰も見ないだろうが)当方主張はしてきたところ

 

penginsengen.hatenablog.com 再度まとめると、AI生成で有名な方が、自宅に脅迫をされる事件が発生しました。
 以前から脅迫が多発していたようですが、ついに自宅(を探してきて)現れたとのこと
 

 言い分はまるで当方のアイディアで懸念していたままですが
 『凸者の発言としては「AI学習には自分の創作物が含まれていてお前は俺の盗作をしている」「だからお前の創作を俺も盗んでいい」「お前は俺に謝罪してこれから先俺の言うことに従え」「お前は世界の絵描きに謝罪しろ」「いい気になりやがって」「俺はお前の個人情報をばらまけるぞ」などでした。』

 とのこと。後段はともかく、前段はこういういう人はでるなぁ~と思っていたところ早速でましたね。
 言いがかり以外の何物でも無いですし、一種のこれもコピーライトトロール的な感じがします(そもそも、AIに学習させたかどうかを立証できませんが、AI使っている方も学習に使っていないとはなかな立証不能。インターネットに上げておけば、どこかで学習データに入る可能性もあります。そもそも権利制限規制がありますので、適当にインターネットからAIに学習させていることもあるでしょう)。
 当方の枠組みでも防げるかというと、これは単なる言いがかりの、言い分に使われただけですので、なんともですが、いよいよAI生成に関して、言いがかりの根拠に使われるようになったかというところですね…。

 今回は個人事業主ですが、今後は言いがかりや、コピーライトトロール的に、AI生成者にこの手の無茶苦茶をいうクレーマーが現れてくるかもしれません。
 AIに学習させるデータのクリーン化は必須と思われます。

 

 ハッキリ言って、著作権法の権利制限規定は立法趣旨はよく分かるのですが、何を学習させたかが分からなくなり、言いがかりの成立余地を残すことが問題点。

 

 単なる言いがかり(行使できない著作権主張)とはいえ、間接盗作という主張はしやすいので、データのクリン化はしていた方がこの手のクレーマー対策としても有効でしょうし、ちゃんとお金払って学習済みデータは手に入れておいた方が安全だ。

 

 少なくとも企業で使う上ではクレーマー対策は必要であるので、その一つとして、登用データは一切あり得ない、という仕組みは十分必要と思われる。

 

 ということで再掲

アイディア

 学習データの権利制限規定はあるとはいえ、団体を立ち上げて、そこにデータ集約した方が、絶対に良いと思われる。

 

 おそらく言いがかりであろうから、それで求められないだろうが、「AI生成物には承諾されたデータを元にしか学習しておりません。お客様の一次著作物は一次著作物として保護されており、当該著作物はお客様の二次著作物です」(ただし、フルライセンス済み、その為に最初に対価も払っている)というそういうクレーム防止策は有効だと思われる。

 勿論承諾していなければ、「承諾されていない、作品を学習データとして使用することは仕組み上あり得ません」と返すことも出来る。

 

 いずれにせよ、もはやコピーライトトロールですら無いかもしれないが、この手のクレーマー対策はしておかないとAI生成が死にかねない。