人口政策は難しい フォーリンの最新号を読んで

 定期講読をして何年になるだろうか・・・

 少なくともこのブログを書き出すよりはずっと前だ。

 

 フォーリン・アフェアーズ・リポート 2022年6月号 | FOREIGN AFFAIRS JAPAN

 

 今回はこちらの

 人口減少に苦しむ中国―― 一人っ子政策は放棄したが・・・ | FOREIGN AFFAIRS JAPAN

 こちらから

 まず、東アジア全体の出生率が低めで、その中では日本は比較的ましであること、政策的には比較的優れていること、しかし保守的見解もあり、あまり成果をあげていないことなどが傍論ではあったが面白かった。

 なるほどーという感じ。

 一方当の中国も考えさせられる。ある種強制的にということろでは一人っ子政策の逆パターンもあり得るというのは大いに納得。その反面ますます保守化してゆき、伝統回帰と相まって一種のデストピア化してゆきそうな方向性もよくわかる・・・。

 

 やはり人口政策は難しい。うかつに手出しするべきでは無いだろう。

 

 大きく話題を変えるが、やはり人口に頼らない政策が必要では無いだろうか。

 人口コントロールでは無く、もっとコントロールしても良いもので国力を向上させることを考えるべき。

 そう、それはAIだ。

 一人あたりGDPを最大化するというのが一つ、もう一つはAIそのもののにも消費させることだ。

 以前も食べ物エネルギー(メタン発酵)は冗談交じりに出しているが、AIも良い電力(それは品質の安定のみならずクリーンであるかなども)、良い環境、良いデータを欲するという方向性になれば十分消費者ともなり得る。

 

 人口に頼った国力の増強は悲劇しか生まない。

 今こそ、政策を転換して、人に頼らない、国力増強策を考えるべきである。

 

 →勿論、子どもを作りたい人は作りたいようにというのはと前提。

 あくまでも無理矢理作らせるようなことや、それに頼ることは無いようにというところ。

 次の悲劇を生まないために必要なことは、ゆっくりとした人口減少への誘導と、その縮小社会で、悲観的後退では無く、前向きによりよい社会に、1人1人がより豊かになり、多くの土地、エネルギーを用いても問題ない、住みよい社会に出来るように、そうするために人口増に頼る政策はもう辞めようというところである。