こちらの記事によると
サンダース上院議員「人々のニーズに目を向けるべき」MLBを独占禁止法除外から外すべきと主張 - MLB : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
「上院議員バーニー・サンダース氏(80)が、メジャーリーグを独占禁止法適用除外対象から取り除く「Save American Baseball Act」法案を提出する理由について説明した。米メディア「アスレチック」が22日(日本時間23日)、同議員がHBOに出演した際に発言したと報じた。
1922年に米最高裁が、日本の独占禁止法にあたる「反トラスト法」からMLBを除外対象とした。今年は100周年にあたり「今こそ、この億万長者たちは、自分たちの利益だけでなく、ファンやこの国の人々のニーズに目を向け始めるべきだと思います」とサンダース氏は語った。
これまでサンダースは、オーナー側がロックアウトを実施したことに関し、強く非難していた。また、21年シーズン前にマイナー40球団を削減したことにも憤りを感じていたという。独占禁止法の除外対象でなくなれば、競争が生まれると主張した。
昨年12月にはマイナー球団削減をめぐり、メジャー傘下を外れた4球団が、反トラスト法に違反するとして、MLBを提訴していた。」
とのこと。
その前章はこちら
マイナー4球団がMLBを提訴 大幅縮小で除外「独占で起こった不当合意」 - MLB : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
まさに独占の弊害
それに今回の労使紛争。当方もこんな主張をしていた。
ここは一つ独占禁止法の枠にかけて良いと思う。
なお、日本でもこのようなものもあった
「田澤ルール」の独禁法違反疑いでNPBが声明「日本の野球界の発展に尽くす」 | Full-Count
「公正取引委員会が「田澤ルール」の独禁法違反の疑いと発表
公正取引委員会は5日、日本のプロ野球のドラフト指名を拒否して海外でプレーした選手が、帰国後の一定期間は契約できないとした日本野球機構(NPB)の申し合わせが、独占禁止法違反の疑いがあると発表した。」
結局、そこまでで
「公正取引委員会には、当組織が申し合わせを決めるに至った経緯に加え、自主的に撤廃したことや、この12年間、申し合わせによって不利な扱いを受けた選手がいないことも説明し、その結果、本日、審査終了との判断が示されたと受け止めています。」
ということだったそうだ。
田澤ルール単独に過ぎないが、もう少しで適用もあり得た。いや、疑いがあるという圧力が効いたというべきか?
とにかく野球組織は特別という見方は改めるべきで、横暴性を抑えるためにも自由競争に資するルールづくりが必要だ。