希望かそれとも・・・ ストックデールの逆説

希望かそれとも・・・ ストックデールの逆説

 

塩野義のコロナ飲み薬、抗ウイルス効果を確認 (msn.com)

塩野義製薬が待望の新型コロナ治療薬というニュースだ。

この状況で希望といえば希望。しかし、これまた結局大して効果は無いとか、重傷者には効くけど・・・云々で結局マンボウや緊急事態宣言をしなくてすむ効果は限定的な可能性もある。

 有名だけど

 

www.lifehacker.jp

 ストックデールの逆説。

 上にもあるけど(上より引用)

 「

ストックデールさんがあるインタビューで答えていたように、誤った楽観主義にしがみついていた捕虜たちは生き残れませんでした。

彼らは『クリスマスまでに解放される』と言っていました。クリスマスが来て去っていきました。

すると『(4月の)イースターまでには解放される』と言っていました。イースターも過ぎていきました。次はサンクスギビング、そしてまたクリスマス。彼らは失意で亡くなっていきました。

もし、あと数週間でコロナ禍が終わると信じているなら、また終結後は以前と変わらない世界に戻れると信じているなら、それはある時までには解放されると信じ続けた捕虜たちと同じでしょう。それは失望へつながります。」

 引用終わり

 

 というように、塩野義の治療薬でコロナは克服できる!!という楽観主義は危険。

 

 自分のできること、すなわち感染症対策を徹底して、業種によっては難しいがテレワークをできる限りする、等々自分ができることを、コントロール可能なことに重点を置くほか無い。

 

 うれしいニュースだが、あまりこれで楽観主義にならないよう、これまでもワクチンだ、ウィルスの弱毒化だ、ファクターXだ、これがコロナにきくだ、様々あったが、結局この有様。正しくない楽観主義には陥らないよう気をつけよう。

 だいたい、現在、メンタルがやられる人が多くなっているが、コロナでというより、この先行きが見通せないことと、ぬか喜びの連発でダウンが多いと思われる。

 ありきたりだけどストックデールの逆説を今一度よく考えよう