農業

図解即戦力シリーズの一冊

このシリーズ素人には面白く当該分野を解説してくれる。

最も素人にはどこまで正しいのかがわからないのが残念だが・・・

 

さて、そんなシリーズの農業がだ、まずのっけから人手不足とスマート農業である。

その後も、衛星・ドローン、ニューバイオ、AI解析と間にメイドインジャパンカイゼンというキーワードはあるものの、イメージのある農業とはかけ離れた始まり方。やはり時代はデジタルですな、というところか。

 次に基礎知識として統計データ系のパートに入る。大体イメージ通りだが、耕作放棄地は問題でないというのは意外だった。

 農業技術レベルのパートはある意味予測通り量という意味ではあまり高くない。

 で、データ系が続きつつ、減反政策に関しては完全に否定的記述が目についた。

 業界の動きは素人としては興味深かった。結構世界シェア持っているものだなと、特に種苗系は少々驚き。日本の種子メーカがこんなに強いとは思わなかった。ここも最後はデジタル系が来るのはもはやお約束か。

 次は農業経営のパート。大規模化はそうだろねーとい感じか。農福連係も解説あり。

 農政パートは、農政は様々だなと言う印象

 流通パートはまさに激変中の状況を良くまとめている

 環境パートはこれまたなかなか幅が広いと感じたところ

 それでまたスマート農業のパート、ホント農業もデジタルだなと痛感させられる

 最後は世界戦略 観光や種苗ビジネス、グルテンフリー等など面白い考えがしっかりのっている。

 

 以上、これ一冊で即戦力かは不明ながら幅広く一通りの表面的知識は手に入るのではないかと思う。後はこれまでの経験と深い考察を通じて農業を考えてゆこう、というところか。

 まあ、わかった気にさせるだけのような気がするけれど・・・